PMP試験対策:独学者向け学習方法(前半)
PMP試験対策として管理人が実施してきた学習方法を書いていきます。別記事にも書いたことがありますが、ちょっとアバウトだったので、もう少し具体的に書いてみます。
管理人は独学方式での受験を考えていたので、独学方式でPMP試験に合格しようという方の参考になれば、うれしい限りです。
今回は、学習を開始した頃から、IPAプロジェクトマネージャ試験と並行して学習していた、前半について書いていきます。
管理人のPMP試験学習内容(前半)
別記事「試験までに費やした期間」でも記載しましたが、次のスパンでPMP試験対策を行いました。管理人は、IPA情報処理技術者プロジェクトマネージャ試験(以降IPA-PM試験)も並行で進める方針をとりましたので、このような期間です。
進め方としては、試験日が固定されているIPA-PM試験を優先的に対策し始めました。それを補助するかたちでPMP試験対策を始めたのです。そのため、PMP試験に絞って学習されている方よりも長い期間を要しています。
なお、本記事ではこの範囲を書いていきます。
学習始め〜1カ月目(2017年1月)
35時間研修を始める
『合格率90%以上! カリスマ講師 伊熊昭等の「PMP資格取得対策講座」』を視聴することにしました。詳しい内容は、別記事「PMP試験対策:35時間研修」を参照ください。
リンクを追加しておきます。
【前編】合格率90%以上! カリスマ伊熊講師の「PMP®資格取得対策講座」(第6版)
【後編】合格率90%以上! カリスマ伊熊講師の「PMP®資格取得対策講座」
2018年8月4日追記:
『合格率90%以上! カリスマ講師 伊熊昭等の「PMP資格取得対策講座」』 は、PMBOKガイド第6版に対応していません。残念ながらこの追記記事を記載している段階では、第6版対応のコースは用意されていませんでした。対応次第、本記事に追加します。
2018年11月11日追記:
カリスマ猪熊講師のPMP講座がついに第6版に対応しました。詳細はリンク先を参照してください。相違点を記載しておきます。
- 第5版対応講座は「7講座」あったのですが、第6版対応講座からは「前編・後編」の2本立てとなりました。受講しやすくなっているのではと感じました。
- PMP受験資格であるPDU(事前学習時間35時間)は、前編と後編の2講座の受講が必要です。
- 価格は前編・後編とも、21,000円となっています。両講座を受講して総額42,000円です。第5版向け講座と総額は変わりありません。
35時間分ということで、7講座で構成されています。次のような時間配分でした。合計すると35時間ちょっとです。(注意:この内容は第5版向け講座です)
- 1コース 3時間
- 2コース 3時間
- 3コース 6.5時間
- 4コース 5時間
- 5コース 6時間
- 6コース 8時間
- 7コース 4.5時間
合わせて、「PMPパーフェクトマスター」も購入済みです。
時間がなかなか取れないので、土日を使って視聴しました。1周目は通常の速度です。IPAプロジェクトマネージャ試験を優先したので、すべて視聴するのに、約1カ月以上かかっていまいました。
2カ月目~4カ月目(2017年2月〜4月)
この期間は、IPA-PM試験対策が中心でした。上の表にも記載した通りですが、PMP試験対策に当てる割合は、総学習時間の10%〜20%程度に抑えていました。
管理人の想定学習時間は、1カ月約4週間として、1週間で24時間としていました。そうすると、4週間(約1カ月)でのトータル学習時間は96時間です。
その10%〜20%なので、9.6時間〜19.2時間(あくまでも計算上です)の時間しか取りませんでした。
35時間研修を継続
35時間研修の続きをひたすら行ってました。具体的には動画講座を視聴です。2カ月目の終わりごろに動画講座の視聴が完了しました。
1周することで、PMPとは何かということがおぼろげながらわかってきました。しかし概要がわかった程度で細かいところはまだまだです。
PMPパーフェクトマスターを読み込む
1周目が終わったところで、副読本であるPMPパーフェクトマスターの読み込みを始めました。450ページの厚さです。なかなかのボリュームです。
まずは概要を知るために、さっと一読することにしました。といっても、毎日継続して読めたわけではないので、読み終えるのに1カ月程度を要しました。
また、章ごとに確認問題が付いていますが、今回の1周目には問題を解かずに、本文の読み込みに注力しました。
動画視聴の効果
PMPパーフェクトマスターを読み込んでいて感じたことですが、思ったよりスムーズに読めるように感じました。理解したかどうかは別ですが。
これは、講義動画でひととおり流していたことが大きかったと思いました。やはり、講義動画で目と耳を使って頭に入れたことを、さらに、本を通して確認したことが良かったのでしょうか。相乗効果と思われる現象です。
難解なところ
理解が難しい場所も数多くありました。特に計算問題(EVMなど)や、PDM経路図などの、暗記分野ではない、手を使って計算する分野です。講義動画を視聴していた時も、よくわからなかったところでした。(結局、試験直前まで尾を引きました)
手応えを感じる(少しだけ)
PMPパーフェクトマスターの2周目に突入した頃には、各プロセスのつながりが体系的に分かり始めてきました。また、IPAプロジェクトマネージャ試験の午前試験の学習でも、プロジェクトマネジメント関連の問題も解いていたことも功を奏しています。
というより、PMP試験の対策をしたことで、プロジェクトマネジメント関連の知識が身についたといっても良いでしょう。
IPAプロジェクトマネージャ試験の問題は、PMP試験と比較して、PMBOKの深い内容は問われません。
5カ月目以降は、後半に続きます。
まとめ
とっかかりが非常に重要です。管理人が最初に取得を考えた試験は、IPA-PM試験です。ITベンダーに勤務しているため、情報処理技術者試験を取る方が有利と考えました。
そのため、学習当初はIPA-PM試験に注力していました。その最中に、IPA-PM試験の根幹はPMBOKであることを知り、PMP試験も合わせて取得できるかと考えました。
PMP試験の学習を始めたばかりでしたが、それなりにIPA-PM試験対策にはなったと考えています。
最初の学習のポイントとしては、知識エリアとプロセス群の流れ、連携を理解することが重要です。ここを押さえて、各プロセスの詳細を理解していくのがよいでしょう。
このことは、情報処理技術者プロジェクトマネージャ試験のプロジェクトマネジメント領域とかぶりますので、PMP試験の勉強をしていても、情報処理技術者プロジェクトマネージャ試験で似たような問題が出ると、少し楽しいですよね。
- 次の記事「PMP試験対策:独学者向け学習方法(後半)」へ進む
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