PMBOKに出てくる組織体の環境要因と組織のプロセス資産

PMBOKでしか出てこない用語かもしれません。「組織体の環境要因」と「組織のプロセス資産」です。

聞きなれない言葉ですが、皆さんもしっかり使っていますよ、別な言葉で。その内容について書いていきます。

組織体の環境要因と組織のプロセス資産とは?

ざっくりですが、管理人の解釈を書いて見ます。

  • 「組織体の環境要因」とは、プロジェクトを縛るものとでも言いましょうか。
  • 「組織のプロセス資産」とは、プロジェクトを運営していく上での有益な参考情報です。

ちょっとざっくりしすぎですかね。PMBOKガイド第6版では事細かに記述してあります。(ここでは紹介できません)

具体的にあげていきます。

組織体の環境要因(EEF)

組織体の環境要因は「内部要因」と「外部要因」に分かれます。

内部要因

内部要因は、次のものが挙げられます。(他にも多数あります)

  • 会社の方針、規約
  • 社内リソースの制限
  • 資材や開発機器の制限など

外部要因

外部要因は、次のものが挙げられます。(他にも多数あります)

  • 法的規制
  • 社会的な問題など

共通点

共通点は、どちらも制約を受ける要因であることです。

この、「組織体の環境要因」はプロジェクトに制約を与えるものであることを理解してください。

たとえば、「社内リソースの制限」であれば、社内メンバーが不足しているので、外部の要員に頼らざるをえない状況など、プロジェクト単体では解決しがたい問題です。

また、会社の方針なども、プロジェクトを強力に縛る要因です。会社の方針を無視してプロジェクト運営をすることはできないでしょう。

ただ、束縛するものだけではありません。組織としてプロジェクトを支える仕組みでもあります。

窮屈に考えず、利用できるものでもあることも合わせて考えてもらえれば良いでしょう。

組織のプロセス資産(OPA)

これは、「社内で保有しているナレッジ」と考えてみてください。例としては、次のものが挙げられます。

  • 過去のプロジェクトの資産
  • 品質指標などの社内標準など

また、「社内の業務ルール」なども組織のプロセス資産に含まれているので注意が必要です。

うまく利用すべし

「組織体の環境要因」も「組織のプロセス資産」も、どちらも共通点があります。

もうお分かりかもしれませんが、どちらも「うまく使えば、プロジェクト運営の強力な武器になる」ことです。

「組織体の環境要因」は、プロジェクトを下支えする縁の下の力持ちです。プロジェクトマネジメントツールのようなものは車内で整備されているはずなので、それを有効に使いましょう。

「組織のプロセス資産」は、先人たちの叡智が詰まったものです。活かさない手はありません。特にリスクに関しての示唆や、トラブルの原因と解決方法など、読めば読むほど参考になってくると思いますよ。

どちらもうまく使うことで、プロジェクト運営がスムーズに進むと考えてみてください。

まとめ

PMBOKガイドの用語も、実際の組織に当てはめてみれば、意外に身近に使っているものが多いことがわかります。

言葉が違うだけであり、標準化された用語なのだと理解してみてください。

そうすれば、PMBOKを読み進めることも、わりあい容易ではないか? と管理人は考えます。

このような例は他にも多数あるので、皆さんも探してみてください。

 

PM

Posted by wpmaster