プロジェクトマネージャは野球の監督と同じか?

以前、PMとSEの違いについて投稿しました。その記事では、“PMBOK第6版ではオーケストラを例に挙げて比較している”ことについて書いています。

ほかに似たような比較事例がないかを考えてみたところ、野球(野球に限らないが)の監督と選手たちとの関係が似ているのではないかと思いついきました。

管理人オリジナルの考えでないかもしれませんが、比較ネタを書いてみるので、参考にしてみてください。

どこが似ているのか?

プロジェクトマネージャと、野球の監督も、非常に似た例として挙げられるかもしれません。野球チームの構成は次のようになっています。

  • 監督
  • 選手たち

プロジェクトチームと比較すると、このようになるのではないでしょうか。

  • 監督 = プロジェクトマネージャ(以降PMとします)
  • 選手たち = プロジェクトの構成メンバー

これだけ見ると、そのような気もしてきますが、さらに比較していきます。

責任の違い

役割によって、責任の重さも違ってきます。監督とPMは次の通りです。双方チーム全体、プロジェクト全体に責任を持ちます。

  • 監督:チーム全体に責任を持つ
  • PM:プロジェクト全体に責任を持つ

選手とSE(プロジェクトメンバー)は次の通りです。双方、各個の範囲内で責任を持ちます。

  • 選手たち:自分の守備位置、打順に責任を持つ
  • SE(プロジェクトメンバー):自分の担当範囲に責任をもつ

役割の違い

監督と選手は当然ですが役割が違います。野球では技術的な指導はコーチという存在がいます。プロジェクトでは、各リーダが該当するでしょう。各リーダは指導だけではないところが違いますね。

  • 監督:管理・調整・選手の指導を行う
  • PM:管理・調整・プロジェクトメンバーの指導を行う

チームメンバーである選手たちは、それぞれの個人技能を磨くこと、チーム組織としてのパフォーマンスを上げるための連携プレーの練習など行います。基本的には、個々の能力の向上が主体だと思います。

  • 選手:試合で活躍できるよう実力を磨く(スキルアップする)
  • SE(プロジェクトメンバー):成果物を作成する

必要なスキルの違い

全体を指導する必要がある監督は、マネジメントスキルだけでは不足です。専門的な技術指導もできる必要がありますし、どのようなチームに育てて行くのかといった観点も必要になってきます。

  • 監督:野球の専門知識+マネジメントスキル
  • PM:SEスキル+プロジェクトマネジメントスキル

選手たちは、個々の技術を向上させていくために、専門的なスキルが必要です。

  • 選手:各役割における専門的なスキル
  • SE(プロジェクトメンバー):各役割における専門的スキル

やはり似ている

今まで見てきた通り、監督とPMの責任・役割・スキルは非常に似通ったものに見えてきます。

監督は、野球に精通していなければならず、勝つための戦略を導き出し、選手を指導していきます。

選手たちは、自分の最高の力を発揮するために努力して実力(スキル)を磨かきます。

そして、試合のときは、監督は勝つためのオーダーを決定し、試合中も試合の流れをコントロールし、選手を繰り出していきます。選手たちは、日ごろの練習成果を惜しみなく発揮するため、全力を尽くします。

この監督の行動をPMに当てはめてみると、PMにも、技術的なSEスキルも必要なことがわかると思います。何をどのように作るのか精通しており、技術的な面も含めて、プロジェクトメンバーを指導していかなければなりません。

まとめ

ちょっと無理がありましたかね。管理するという意味では、監督もマネージャーと呼べるでしょう。ゴールに向かって、メンバーを鼓舞しながら進めて行くところも似通っていると思います。

その昔、管理野球という言葉がはやったことをご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。監督は、選手を管理することに重点を置く、という話です。

その後、管理野球が定着したのか廃れたのかわかりませんが、聞かなくなりました。管理されるという言葉は、ちょっとネガティブなイメージがありますよね。

管理人も、管理されている時代は窮屈さを感じていました。しかし、プロマネを始めてからも、窮屈でした。これはまた別の機会に書いてみたいと思います。

 

PM

Posted by wpmaster