IPAプロジェクトマネージャ試験対策:午前試験

2017年12月16日

今回は、情報処理技術者プロジェクトマネージャ試験対策に関して、”午前試験対策”について書いていきます。アラフィフ管理人が実施してきたことを書いていきます。初学者の方には参考になる部分もあるかと思います。
 
油断していると足元をすくわれる午前試験です。学習のとっかかりとして基本的なところから覚えていき、頭を試験勉強に慣れさせていきましょう。そうすれば、午後試験の学習にもつながっていきます。管理人は午前問題を前に自信喪失寸前でした。
 

プロジェクトマネージャ試験午前試験対策の進め方

まずは午前試験対策について、具体的に進め方を書いていきたいと思います。初学者だった管理人の観点なので、経験者の方は不要なところは読み飛ばしてくださって結構です。下図のような流れを想定しました。

IPAプロジェクトマネージャ試験午前試験対策フロー

購入した参考書で対象範囲・特徴を再確認する

試験範囲の確認についてはいろいろなところで繰り返し書いてきました。重要なところなので何度も書きます。
 
今回は、参考書に記載されている、試験概要の解説欄を熟読します。ウェブサイトだけでは得られない情報が記載されています。ここで具体的な勉強方法・時間の使い方を理解してください。
 
午前問題の試験範囲は、IPAのシラバスより、わかりやすく対象範囲について説明されています。これは十分に理解してください。そうでないと、試験に出ない範囲を勉強してしまうなど、無駄な時間を費やすことになるので注意してください。

過去問を試しに解く

過去問を試しに解く目的は2つです。
  • 自分のレベルを知ること。
  • どのような問題なのか雰囲気をつかむこと。
1年分の午前Ⅰ試験と午前Ⅱ試験の過去問を解いてみてください。できれば前年度がよいでしょう。時間も試験通りに測って解いてください。”敵”を肌で感じてください。時間の無駄とは思わずにトライしてみてください。得るものはあるはずです。
 
ここでは、自分の置かれた状態を知るためなので、できなくても当然です。できた方が怖いですよ。

ほとんどわからなかった方

諦めないでください。管理人はこの状態でした。実際、こんな難しい試験ならばとても無理かと諦めるところでしたが、やれるだけやってみようと思い、次のステップを進めることにしました。一度わき道にそれるイメージです。その分、余計に時間がかかってしまいます。
IPAプロジェクトマネージャ試験午前試験対策フロー追加
  • 基本情報技術者試験(FE)の午前問題から始めることにした。
  • 進めるにあたり、対象範囲を絞って学習することを忘れずに。
    • 出題範囲を再確認。
    • 全てのエリアをやる必要なし。
  • ある程度自身がついたら、再度プロジェクトマネージャ試験午前問題の過去問を解いてみる。
  • 手応えを感じたら、次のステップへ進む。

管理人の場合ですが、基本情報技術者試験の午前問題に費やす時間として、約1カ月程度(1日2時間×30日程度=60時間)要してしまいました。おかげで、この先を進む上での基礎知識は得られたと思っています。足固めの段階とでも言えましょうか。ただしこの間、基本情報技術者の学習だけしていたわけではありません。副読本? として午後試験問題の参考書を読んだりもしていました。

しかし、試験日まで時間がない場合は、この方法をとることが難しいでしょう。その場合は、目標編で書いた、第二目標を目指してください。

ある程度(半分くらい)できた方

大半の方はこのレベルかと思います。解けたか解けなかったではなく、手応えを感じられたか? が重要です。今時点ではできなくても、今後の試験対策を進めていけば、必ず合格圏内に入れるという自信があれば結構です。実際の問題に対する感触をつかんだら、ひたすら問題を解いていくステップに入ってください。

参考書で試験範囲の問題を解く(解説も読む)

ひとまず過去問を解いたあとは、得意分野と苦手な分野がわかったことと思います。カンで当たったところは得意分野とは言いませんよ。では、次の流れで進めてみてください。

購入した参考書の問題をひととおり解く

せっかく買った参考書だからというわけではありませんが、ひととおりは参考書の問題を解くことと、解説を熟読することを始めてください。プロジェクトマネージャ試験に該当する部分のみで結構です。(購入された参考書が高度試験全般を網羅した参考書の場合です)
 
理由は、解説を読むことに意義があるからです。あやふやな状態では試験時に通用しません。管理人のような基本情報技術者試験の問題から進んできたものには、この応用情報技術者試験問題でもレベルがぐんと上がったと感じます。
 
必要な知識を”カン”ではなく、しっかり理解するよう努めてください。基礎知識の不足は、午後試験にも影響してきます。論文を書くにあたって、語彙(ごい)不足になるためです。情報処理用語を適切に使用できないため、稚拙な文章になってしまいます。

苦手分野は応用情報技術者試験の午前問題を解く

苦手・弱いと感じた分野については、応用情報技術者試験の午前問題を解くのがよいでしょう。情報処理試験関連のウェブサイトに過去問題と解説が掲載されています。カテゴリー単位にまとまっているウェブサイトも多いため、効率的に学習できます。管理人は多数の苦手分野がありました。特にセキュリティ分野がよくわかりませんでした。

それでも難しいと感じた場合は、基礎力が不足している可能性があります。応用情報技術者の参考書を購入されると良いかもしれません。

午後Ⅱ試験のプロマネ領域(LV4)について

午後Ⅱ試験のプロマネ領域(Lv4)の問題は、応用情報技術者より高度な問題です。基礎をマスターするため応用情報技術者試験も問題を解くことは必要ですが、午後試験の問題を解きながら参考書の解説を読むことで覚えていく方法が効率よくできます。このあとの記事で書いていきますが、午後試験対策用の参考書には、プロマネ領域に関する詳細な解説が掲載されていることが多いためです。

また、PMP試験と並行して受験を考えている場合は、この午後Ⅱ試験のプロマネ領域(Lv4)と、PMP試験問題はダブります。そのためまずは、情報処理関連分野に絞って勉強を行った方が良いでしょう。PMP試験の勉強でプロマネ領域は勉強します。(くれぐれも並行してやることが前提ですよ)

過去問をひたすら解く

参考書は過去問をベースに書いてありますが、カテゴリー単位になっています。前ステップで”参考書の問題を解く(解説も読む)”を一回りしてある程度理解が高まった段階で、プロジェクトマネージャ試験の過去問を解いていきましょう。一度、昨年度の問題を試しで解いたと思いますが、その方法で行います。時間を計測して、本番さながらに臨んでください。

独学方式を選択した方は、”模擬試験”を受けるチャンスが少ないと思います。実際、大都市圏では通学講座の一部として受験もできるようですが、管理人は受けませんでした。その代わりとして、本番さながらに過去問を解くことをお勧めします。できれば図書館などを利用するのが望ましいでしょう。

1年単位の午前問題(Ⅰ・Ⅱ)を解いたあと、答え合わせをしましょう。出来不出来はあまりこだわることはありません。不得意分野が減っていけばしめたものです。

苦手分野は繰り返す

試験対策の常用手段ですが、苦手分野は参考書に戻り再度解説を読んで理解を深めてください。そして、さらに過去問を解いていきましょう。10年分くらいの過去問を解けば、試験問題のレベルがどういうものかつかめると思います。

過去問を繰り返すことに意味はあるのか?

過去問を何回も繰り返すことに意味はあるか? に対してですが、驚愕(きょうがく)の事実があります。それは、本試験では過去出題された問題が、数問、まったく同じ問題・解答で再出題されるのです。ただし、すべての再出題がプロジェクトマネージャ試験ではありません。それでも、過去問が出るということは、その問題を解いておけば、確実に点を取れるということです。

それだけではなく、過去問を解き、解説を理解することで、類似問題に対応することは可能です。ひたすら解いて理解してください。結局それが早道となることでしょう。

まとめ

プロジェクトマネージャ試験を含む高度情報処理試験では、午後試験が話題になります。そのため、午前試験は午後試験に比べて、力を入れる方が少ない傾向にあります。どうしても、論文試験に対しての意識が強くるためでしょう。

しかし、午後試験を解くためにも、午前問題の基礎知識が必要です。午前問題の基礎知識が身についていなければ、論文を書くことは難しいでしょう。PMP試験と違い、情報処理試験である以上、情報処理の分野が対象になっているためです。午前問題で出てくるような基礎知識・用語を駆使して午後問題を解く必要があります。

また、油断すると、午前試験で落ちてしまう場合があります。各試験分野においてしっかりとした知識を習得しておかないと、新傾向の問題が出てきた場合に太刀打ちできない可能性があります。午前問題もしっかりと対策をしましょう。

管理人は基礎知識が不足していたので、大変苦労しました。ですが、一応IT業界に身を置くものですので、そこそこの知識はありました。そこから挽回していく過程は、また別の機会に書きたいと思います。