資格は取得したけど意味がないよね・・という不安の解消方法
資格を取得した後に陥りがちなのが「資格は取ったけども実は生かしきれていないのでは?」という不安ですね。側から見られている目が「実は資格もっていたって役に立ってないよね?」のようなところ。
管理人もプロジェクトマネジメント資格をダブル取得したのですが、最初はこのような不安がありました。その不安の理由を書きました。(リンク)「資格は取得したけど意味がないよね・・という不安」
今回は、その不安を解消するための方法について管理人が考えたことを書いて見たいと思います。
なぜ不安に駆られるのか?
前回は、「なぜ不安に駆られるのか?」の理由について書きました。次の2つです。詳細は(リンク)「資格は取得したけど意味がないよね・・という不安」を参照してください。
- 周りの視線が厳しくなる
- 実際の仕事にどう活かすかわからない
不安を解消するためには?
不安を解消するためには、己を強く持つ必要があります。そこで、管理人は次の4つのことを肝に銘じるようにしました。
- まずは自信を持つ
- 地道な積み重ねと続ける
- 周りの目を気にしない
- 腹落ちさせる
まずは自身を持つ
プロジェクトマネージャ資格の必要性を感じた人は、大変すばらしい人だと思います。なぜなら、自分に足りないものを見つけて、それを補おうとする人ですから。
そういう人は、足りない部分がわかっています。KKDプロマネはわかっていません。足りない部分がわかった分だけ、自信がなくなっていることがありますよね。
しかし、前向きに考えていることは自信を持っても良いことです。意識をまず変えましょう。
地道な積み重ね
PMP資格を取得して、すぐに転職しようなどとは思わないでください。
世間ではPMP資格保持者は年収○○〇〇万円以上などともてはやされており、PMPを取ったらすぐにそうなれるか? なんていくらか欲も出てくることでしょう。
しかし、残念ながら世の中そうはいきません。まさに、運転免許を取ったからと言って、すぐさまレーサーになれないのと一緒です。実績を積み上げていく必要があります。
年収○○○○万円のような人は、資格がなくても通用するイチローの様なスーパーマンです。知識だけではない、人間的にもリーダーシップや交渉ごとが得意なやつらです。
管理人も夢に描いたことはありましたが、理想と現実のギャップに愕然としたものです。
プロジェクトマネジメントは人との関わりが多い職種です。知識だけでは難しいことはお分かりかと思います。豊富な経験を積んだ上ではじめて年収○○○○万円の価値が生まれてくるものです。
それまでは、地道に経験値を積み重ねてください。
管理人はどうかというと、経験値はそこそこあるのですが、知識とリンクしていないので、とても年収○○○○万円の道には程遠い人間ですね。
周りの目を気にしなくなるために
KKDプロマネたちの攻撃を防ぐにはどうしたら良いでしょう。管理人は年も年なので、露骨な攻撃はありませんでした。
しかし、若手の方や、プロマネの経験が浅い方達は、KKDのベテランプロマネの攻撃を受ける可能性があります。
それでも、管理人は、PMPを持っていない上司から、嫌みを結構言われましたけど。
PMP用語を駆使してやっつけようとは思わないでください。特に、プロジェクトマネジメントは、知識だけでは足りません。
経験と知識の両輪がそろって初めてスムーズに回り始めます。
人は人です。自分の優位点を伸ばして、足りないところは補っていく。KKDプロマネの人たちからも何か学べるところはあると思いますので。良いところを見つけて見てください。
また、KKDプロマネは経験は持っています。KKDプロマネの経験部分を評価するように心がけて見るだけでも、いくらか心休まるのではないでしょうか?
腹落ちさせる
最大の不安は、取得した資格が実務に役にたつのか?というところではないでしょうか?
実務に活かすためには、資格取得で学習した内容と、実業務がリンクできるようになる必要があります。
それまでは、まだ自分の腹に落ちた状態ではないでしょう。腹に落ち始めると一気に自分の力になっていくことが実感できます。
どうすれば、腹落ちした状態まで持っていけるのでしょうか? 実は資格取得よりも難しいことかもしれません。
それには、今までのプロジェクトをPMBOKの観点で見直して見ることでした。
PMBOKの観点で見直して見ること
実際のプロジェクトをPMBOKの観点で見直して見る事が一番手っ取り早いのではないかと考えました。
- 実際のプロマネ資料をPMBOK用語に置き換えてみる
- 実際の会話でPMBOK用語を使ってみる
- プロジェクト全体をPMBOKの観点で説明してみる
やって見るとわかるのですが、若干問題があります。
- 正解は誰もわからない。
- 独りよがりの観点になってしまう。
会社のプロジェクトマネジメント基準によりますが、そのままPMBOKの概念が当てはめられない場合もあります。
特にコスト管理は、会社独自の管理をしている事でしょう。EVMでは当てはまらない事でしょう。
それでも、比較する事が意義があると思います。違う所はどこなのか?なぜ違うのかを考える事で、腹落ちしてくることでしょう。
まとめ
まだ、管理人も完全に腹落ちしていません。しかし、いくつかのPMBOKの考え方は身につけられたと感じています。
PMBOKの知識のみならず、PMI倫理・職務規定に書かれている「マインド」の部分に大きく影響されました。
この「マインド」を身に付けるだけでも、見違えるようなプロジェクトマネージャに慣れると感じています。
意識を変える事が一番の近道だと思います。そしてPMBOKの観点でプロジェクトを見つめ直すこと。
これで自分自身の変化が加速していくと管理人は考えています。
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