品質指標について考えてみる

今回は、品質指標について考えてみます。

プロジェクトマネージャをしていれば当然意識しなければならない「指標」ですが、プロジェクトマネージャだけ意識していればよいものではありません。

プロジェクト一丸となって取り組むべき内容と管理人は考えています。

品質指標とは?

品質指標は不要か

品質指標ということで、レビュー指摘密度などをもって計ることがあります。この不要性をよくネットなどでは見かけますが、「不要」という方は片面からしか見ていないと思います。

つまり「不要」という方は、担当者レベルでものを見ていることだと思います。

プロジェクトマネージャはすべてのレビュー結果に目を通すことが困難な場合が多いでしょう。

プロジェクトの規模が大きくなればなるほど機能が増えていくものです。数百機能になる場合もあるでしょう。

そのような場合、機能をひとつずつ確認していくことは困難です。そのためダッシュボードとして、サマリーを作る必要があります。それが各種の品質指標となっていくのです。

品質指標の必要性

ダッシュボードなので、車のメーターなどを思い浮かべてみればよいと思います。実際にセンサーをつければ、車の各部品一つひとつに対しての挙動を検知できますが、運転している人にしてみると、細かすぎていちいち判断できません。

そのため、代表的な指標として、車のメータパネルに必要なものが用意しているのです。例えば給油ランプがついていれば燃料がないということを示しているように、ある程度抽象化して(サマリして)運転者に伝えているのです。その気になれば、燃料タンクにいろいろなセンサーを付けて知らせることもできます。

この車の例だと、各部品は信頼性が高いため、そのような細かい指標は不要で、本質的な問題のみ伝えればよいということだと思います。

プロジェクトの例も同じで、各作業担当者は正しくレビューを行い、正しい指摘を受けているならば、抽象化された情報である程度の判断ができます。先ほどの車の例と同じです。

実際はどうか?

しかし、実際はどうかというと、きちんとしたレビューが行われていない、指摘も不明確で本質的な欠陥を見いだせていないとなると、出てきた結果が信用できません。

それが、数字だけ追いかけたところで意味がないのでは?という指摘になるのです。

確かに、数字だけ追いかけたところで品質が上がることはありません。「いかにもやってますよ」的なアピールです。

本来はそのレビューの内容で判断しなければなりません。どのような指摘があったのか、その指摘の根本原因は何なのかといったところを分析しなければあまり意味がないことと感じます。

数字を信用するためには、その数字の出場所の信頼性を上げなければなりません。使える数字にするためには、各メンバーの意識を変革させ、かつ、正しい手順とはどう行うべきなのかを指導しなければだめでしょう。

これは一プロジェクトの力だけでは及ばない可能性が高いでしょう。組織として取り組むべき問題かもしれません。

ましてや、協力会社を使っている場合は、協力会社も含めてレベルの底上げをする必要性も出てきます。とくにオフショア開発などでは、ソースレビューを契約に明記しないと実施してもらえません。

プロジェクトマネージャがすべきこと

そういうことで、プロジェクトマネージャは、品質計画を立てる際は、レビューの観点を必ず意思をもって立ててください。

意思をもってですよ。組織の指標値をつかってはダメというのではなく、何の疑いもなく使わないということです。プロジェクトメンバーから、指標値の意味を尋ねられても、きちんと自分の言葉で回答できることを目指してください。

 

PM

Posted by wpmaster